難聴の種類
伝音性難聴
伝音性難聴は中耳炎や鼓膜の損傷などの音を伝える役目の伝音系の障害で起こります。
多くの場合、薬物治療や外科治療が可能ですので、まずは耳鼻咽喉科医の受診をおすすめします。
伝音難聴は音を大きくすれば聞き取りやすくなるので、補聴器の効果は大きいです。
(図の名称)
1. 耳介
2. 外耳道
3. 鼓膜
4. 耳小骨
5. 蝸牛
6. 聴覚神経
感音性難聴
感音性難聴は内耳以降の聴覚神経などの音を感じる感音系の障害で起こります。
加齢とともに自然に聞こえにくくなったり(老人性)、また薬物や長時間騒音下にいることによる聴覚障害です。感音難聴は一度難聴が始まると、その状態は悪化することが多く、大部分は元に戻りません。また、聞こえの低下とともにさまざまな耳の機能が低下するため、補聴器の効果にはかなりの個人差があります。
混合性難聴
伝音難聴および感音難聴の両特徴を併せ持つ合併型の難聴です。
原因として中耳炎が悪化して内耳が冒された場合など、いくつかのケースがあり、複雑な聴力や聞こえの場合もあります。補聴効果も、感音難聴と同様に個人差がかなりあります。
年代別聴力低下の平均を示した図
聴力低下の度合いと発生時期は人によって異なります。左図〔オージオグラム〕は、4つの年齢層で起こる聴力低下を平均で表したものです。
※ グラフの線が下がるほど、聴力が低下します。
縦軸は音の大きさ、横軸は音の周波数を表し、そこに当てはまる代表的な音をイラストで示しました。アウルファベットが書かれた灰色の部分は、人が話す声の周波数範囲です。
この範囲が聞こえなくなると、会話を理解することが難しくなります。
加齢にともなう聴力低下(老人性難聴)
年齢を重ねることや、大きな音にさらされることで、内耳にある蝸牛の細かい有毛細胞の動きが損なわれてしまいます。これが加齢による聴力低下の原因であり、難聴で最も多い老人性難聴といわれています。
